週末雑感(こじらせたい)

オンラインショップ店長。インターネット通販を生業としています。趣味はサブカル・音楽・映画鑑賞。EC業界や、ビジネス、お仕事のこと、ちょっとアングラな音楽について投稿していきます。

週末雑感 Vol.108 SNSが生んだ”パクりモンスター”

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沖縄石垣島ヴィレッジヴァンガード

写真は関係ないですが、現代でイノベーションなんたらと騒ぐ今の時代に思うこと。

それはパクり商品・企画が増えすぎてること。と、それについて何も思わない人たちの方がいま圧倒的に多いことですね。特に若い世代。

 

自分もモチロン、言い方を選ばずにパクったことないの?と問われれば「あります」としか答えようがないですが、もっとエゲつない、しかも天然でやってる人が多いワケです。

 

商品の場合

商品っていうかデザイン?自分はハンドメイドとかアンティーク、デザイン雑貨が好きで展示会などに行くのですが、同じような企画が多い。恐らく1人のクリエイターさんが創ったものが売れてるので他の人も真似したら、そういう感じになっちゃった。みたいな感じですね。

 

凄い違和感なのは、私クリエイターです。アーティストです。って顔をしてる人が人のものを平気でオマージュしてこれ私の作品ですばりのドヤ顔を決め込んでいるのを見ると、ドン引きするレベル。それするなら商売人ですって名乗ってほしいですね。

 

全然クリエイティブじゃないですから。

 

ただし、それはガチ系の人じゃなくて軽い気持ちで色々作ってたら儲かった⇒商才あるかも⇒次の作品⇒ほかの売れてるのパクる。これ自然の流れ。企業であればいい。

 

だが、名乗るなら商売人を名乗れって感じですね。クリエイターっぽいツラを二度とするな。これはcreemaとかminnneの展示会行ったら凄い理解できると思います。

 

企画の場合

わたしも組織に属している時、また現状でも「他社をパクろう」という話が良く出ます。松下幸之助さんもTTP(徹底的にパクる)という言葉を提言していたり企業として間違っていない戦略だと思います。

 

もちろん、他社の良い部分を参考にするのは良いことですし、自社商品のブラッシュアップのために勉強するってすごい良いことだと思います。

 

僕が言ってるのは”売上を立てるために100%パクる”っていう場合ね。

戦略も何もなく、他社と全く同じことやってれば売れるっしょみたいなスタンスで商品や戦略を企画してスタートする場合ね。これ大体うまくいかないっす。

 

だいたい本質を見抜けず、自分たちの都合の良いように”ここスペックダウンしてもよくね?”みたいな考え方がはじまり、結局パクれてない、失敗作ができるわけです。

 

まあこういうの見てるとザマーミロって思うんですけど、最近こういう輩がどの企業規模でもすごい多い気がする。昔に比べても圧倒的に。

 

と、いうか他社の成功っていうのは努力か運があった上で成り立つわけで、表面上の部分を真似てもほぼほぼ上手くはいかないと何故思わないんですかね。それが不思議。

 

アフィリエイターの記事とかは上手くいきますよね。だってテキストだけしか見るところがないから。それは上手くいくと思います。

 

原因って何かな?と考えたときにやっぱり思うのはSNSやインターネット

凄い浅はかな分析ですが、SNSやインターネットを通じて競合が何をしているか・顧客にどう評価されているかというのがアケスケになってしまったんですね。

 

顧客に対して嘘をつけなくなった状態であるのと同時に自社の情報もスケスケになってしまった。それを競合が調べて表面上だけ、なぞるように真似をする。

 

これで一番怖いのは結局誰も得をしないというところですね。

 

真似た側⇒そんなに儲からない。考える力が成長しない

真似られた側⇒一生懸命考えたのに、パクりの嫌疑をかけられる、自分の庭を荒される

 

もちろん、ビジネスってそんなもんだよ。って思考停止した人たちの意見もごもっともかと思いますし、自分もじゃあ100%やらないか?と問われればわからないとしか言えないです。

 

ただ、本当に思うのはもうちょっと色々考えてもいいんじゃない?みたいなことも多いのは確かなので、そこは日本っていう国が危ういな、と思いました。

 

あと、インターネットが出てくることで我々世代(25歳~35歳くらいと勝手に推定)がそこまでハードル高くなく、そこそこのお金を稼げるようになっちゃったから、勘違いも続出してると思う。そこそこ頑張れば儲かるんだみたいな。危ういよね。

 

でも、もっと下の世代の人たちは逆にしっかりしてるから、頑張ってほしい。もっと冷静沈着に日本を分析し新しいことをガツガツ若い感性で頑張ってほしいですね。

 

以上。