代引き引き換えの受け取り拒否は万引きと同じ
Twitterで話題になった、この事件。
また代引で送ったお米が受取拒否。
— ばいにゃこさん@富山県のゆるキャラ(野良) (@bainyako) 2017年12月26日
必要なくなったらしい・・・。
一度精米したお米は戻ってきても売物にならない。
どうか受け取って欲しいとお願いするも
失礼な店!レビューに書いてやると言われ泣寝入り。
若手生産者がガチで作ったお米なのに(´;ω;`) pic.twitter.com/3n1wQep9jN
これ、本当ムカつく。
消費者のブラックリスト化して
受け取り拒否をした人は、
2度と代引きで買い物できなくなってほしい。
代引きの受け取り拒否って
店にかかる迷惑レベルでは、
万引きと同じレベルですからね。
ちなみに当方もネットショップを運営しており
顔の見えないお客様に商品を買って頂いて生業を立てています。
んで、同じように代引きで配達したら、
◎配達員に明確に受け取り拒否する。
◎電話に全く出なくなる。
◎メールの返事が来なくなる。
という被害というかムカつく経験をしたことが
多々あります。
想像力がない受け取り拒否する人たちは
わからないでしょうが、、、
めっちゃ損失出ますから。
だから、想像力が無くて代引き受け取り拒否する
人のために、何で代引き受け取り拒否したらいけないか
懇切丁寧に説明したいと思います。
代引き受け取り拒否した人には読んで欲しいですね。
んで、反省して2度とやらないで欲しい。
※こんな感じで書きます。
- 代引きってなに
- なんで受け取り拒否しちゃダメなの?
- お店にこんなに損失出てます。
- なぜ代引きをやめられないか。
- 的外れなコメントまとめ
代引きってなに?
さすがにわかるとは思いますが、
Wikipediaから抜粋します。
代引きとは?
代金引換は、荷物の輸送とその代価の徴収を同時に行うサービスで、指定された場所へ荷物を運ぶと共にその代価を相手から預かる。「代価の受け取りに引き換える」という形で荷物を受取人に渡すというもの
宅急便で届いた商品を受け取る時にお金を払うというシステム。
クレジットカードや支払い方法の選択肢が少ない人にとっては
通販の有難い決済方法ですね。
宅急便業者さんがお金を徴収していくやつ。
別の言い方だと代引き引き換えとかいいますね。
昨今、決済の種類がたくさん増えて
クレジットカード、銀行振込、コンビニ支払い、後払いなど
いろいろな支払い方法ができました。
が、クレカ持ってない人とか結構いる。
あとはネットにクレジットカード情報登録したくないとか。
そういう人のために代引きはあるんです。
実際に使用される割合は店によりますが
10%~20%ほど、と言われています。
当店もそんくらいです。
例えばお店の月商が100万円だったとしたら、
単純計算で10万円~20万円の支払いが代引きです。
500万円の月商だったら、その5倍。
なんで受け取り拒否しちゃダメなの?
いまネット通販って送料無料っていう
認識の人めっちゃ多いと思いますが、
当然、配達するのにお金かかってるからね。
そこわかってない人多い。
わかってても、いくらかかってるかを
わかっていない人ばっかりかと…
だから、代引き受け取り拒否する人も多い。
と個人的にめっちゃ思ってます。
代引き受け取り拒否しても
お店に戻っていくだけでしょ?
みたいな認識の人いません?
あれ、当然タダじゃないから。
1件につき500円~700円くらいかかってます。
※配達の距離や商品の大きさによる。
受けとり拒否ってお店からすると
めちゃくちゃ損害出ます。
だから本気でやめて欲しいんです。
お店にこんなに損失出てます。
上記の通り、500円~700円くらいの配達は
受け取らなかったとしてもかかります。
そして配達先から戻ってくるのもお金がかかります。
そして代引きには代引き手数料というものがあります。
だから計算すると、
500円×2+300円(代引手数料)=1,300円
まず、配送料で1,300円くらいかかります。
んで、このお米さん農家のケースで言うと
さらに商品原価という、お米を作るのにかかったコスト。
これが例えば1,000円だったとすると、
1,300円+1,000円=2,300円
がお店側で発生します。
その他、段ボールとか配達用の資材とか
梱包している人件費とか考えればもっとかかってます。
この2,300円分の損害を代引きの受け取り拒否は生みます。
法的に犯罪では無いかもしれないですが、
これって2,300円のモノを盗む、
万引きと変わらなくないですか?
なぜ代引きをやめられないか。
じゃあ、やめればいいじゃんって言う人出ますけど、
中小のネットショップ企業なんて多分何十回も検討してます。
でも、辞められない理由があるんです。
1. 本当に使って欲しい人が使えなくなる。
いや、クレカあるし、コンビニ決済あるし…みたいな
意見は続々出てきますが、
言いたいのは、クレカ持ってない、クレカに慣れていない、
コンビニが近くにない人どうなりますか?
地方の高齢者の方とか、諸事情でクレカを持ってない人とか。
本当に欲しい!と思っている人に代引きを止めることで届けられなくなる。
商売って人とのつながりでお客さんに喜んで欲しいから
やってるのに、こんな代引き受け取り拒否する人たちのために
代引きを止めるのは我慢できない。
2. 売上が下がる恐怖
金かよ…って思われてもしょうがないですけど
売上減るかも…っていう恐怖とお店は戦うことになります。
先述の通り100万円の10%~20%であれば
10万円~20万円売上下がる可能性が出てくる。
という恐怖が生まれます。そっちのストレスもあります。
いや、その分売上伸びるように頑張ればいいじゃん。
っていう正論かます人は嫌いです。
大枠こんな理由ですかね。
凄い軽く考えて受け取り拒否してるかも
しれないですけど、
お店が負担する、お金、手間、ストレス。
被害と言ってもいいレベル。本当に迷惑です。
ネットショップ同志でブラックリスト共有しあって
代引き注文で買い物できなくなる人も
そのうち出てくると思いますが現在はヘビーなストレスです。
通販事業者からすると
本当に頭の痛い話です。
あと、今回の件で色々調べてる中で
的外れなコメントが散見されたので、
突っ込みを入れて終わりたいと思います。
的外れなコメントまとめ
届くまで日にちがかかれば、
いらなくなることもありますから、、、、。
通信販売だと、現物を見ていないので、
見て、ダメだったら返品したいし、
キャンセルの取り決めを提示していないで、
後出しジャンケンのように、
キャンセルできないとか言われても消費者としては困る。
ガチで何を言ってるかわからない。
実物見てないから、というのであれば店に行け。
通信販売を2度と使うな。
ゲーム理論的に言えば、売り手と買い手が同時にレビューを書いて、後で書き直し出来ないような制度にするのも一法かと。脅しメールは晒していいと思うが、信憑性の確保が難しいか
かしこぶって、結局何も結論出ないパターン。
商売してれば、毎月ある一定の万引きはある。
何か建物や新幹線を引くときは、はじめの計画予算に、何人死亡して、何人事後になるか?その予算計上をある程度する。
金を貸せば、何人かは、金が戻ってこないので引き当てをする。
それがなくなると、利益は上がるのだが、それを見越して、計画を立てるのは、どの業界でもすること。
絶望的に嘘つき。え…そんな計算ってしてんの?
やり方を変えたくなくて、99%は真っ当な取引ができているのなら、1%のリスクは仕方ないのでは?
悪質な客は次から取引しなければ段々いなくなっていくし。
誰とどんな取引をしたいか、を決める権利が販売側にはある。
驚くほど他人事、目の前で自分の財布を盗まれるのも
リスクって言ってしれっと話すんですかね。頭のいいひとは。
兎にも角にも、
代引きの受け取り拒否は万引きに等しいですから。
本当にやめてください。
しょうがなく、やったことある…
という人は心の中でお店に謝り、
2度と同じ過ちを繰り返さないでください。
せっかく便利な世の中になって
お店と消費者が繋がりやすい世の中になってきたのに、
こんなことで悩みたくはない。
もっとポジティブな話の方が楽しいし、優しい。
インターネット通販業界は事業者に問題がある
ケースもたくさんあります。
結局人が仕組みを作るのだから、
本当に優しい世界になってほしいもんだ。